2015年01月06日

2015.1.4新日本プロレス東京ドーム大会私的ベストマッチの選出と今後の動向を予測してみた!

大盛況、と言って良い観客動員に湧いた1月4日の新日本プロレス東京ドーム大会「Wrestle Kingdom9」。
もちろん、現場で生観戦をして来たのだが入場時にあれだけ長蛇の列ができ、且つ、退場時に時間が掛かったドーム大会はいったいいつ以来だろうか。

あと少しで外野スタンドまで届くかと言うくらいに入った内野席、そのぎっしりと埋まった観衆に観戦歴が長いだけの単なるファンであるこちらまでが嬉しくなってくる。

試合内容も、ダブルメインの棚橋vsオカダ、中邑vs飯伏の2試合を始めとして全てにおいて良く、無意味なカードがひとつも無かったのが印象的だった。
特に、序盤戦に本間がコケシで裕次郎からピンを取った時の盛り上がりと言ったら無かった。笑





さて既にメジャーなブログ他にて多くの観戦記が出ているのだが、当ブログでは「私的ベストマッチ」を選出してその感想を述べたいと思う。

当ブログが選ぶ、2015年1月4日東京ドーム大会のベストマッチは....

第4試合で行われた、鈴木みのるvs桜庭和志の一戦である!
と言うか、当ブログとしては鈴木みのるに大会MVPをあげたい!!
http://studiosmoky-sport.seesaa.net/article/411654276.html

先に入場してきた鈴木、その出で立ちは白のショートパンツ&シューズ。
http://www.njpw.co.jp/match/detail_result_game.php?e=902&c=6843

東京ドーム、白装束、鈴木みのる...
これは観戦歴が長い人であればピンとくるであろう、1989年11月29日第二次UWFのビックマッチ「U-COSMOS」で行われた、当時WKA世界王者で現役最強と言われたキックボクサー、モーリス・スミスとの一戦を思いだす。

ちなみに、何故か昨年の同日(明けた11月30日深夜のエントリーで)、鈴木が自身のブログでこの一戦に関して触れていた。
http://ameblo.jp/suzuki-minoru/entry-11958635560.html

当初は船木の対戦相手としてモーリス・スミスが選ばれていたのだが負傷の為に対戦が出来なくなり、鈴木にその代役として白羽の矢が立ったと言う経緯がある。

自身のブログで語っている通り、鈴木が「白装束」で挑んだ初めての闘いであるモーリス・スミス戦。
これは想像でしかないが、言わば「死地に向かう」様な気持ちをコスチュームの白一色で現したのではないか?
そして試合自体は、自身が語るようにモーリス・スミスに良い様に遊ばれてしまうと言う屈辱的な内容となり、更に再戦となったパンクラス時代の1993年11月8日神戸での試合ではキックボクシングルールで挑むも、これまた玉砕する壮絶な一戦となった。



今回、鈴木があの時と同じ白装束で東京ドームのリングに上がり、更に、その年齢を考えると驚異的なほどに体を絞っても来た、その姿勢を持ってして何かを観客に、更に最も強く対戦相手だった桜庭に伝えたい事があったのでは無いか?

対する桜庭は、Tシャツを着てその衰えた上半身を隠し、試合自体も鈴木の掌に転がされたかの様な展開(=もちろん、それで良い試合になったのだが)に終始。
一連の対グレイシー戦で見せたような、かつての切れ味を発揮できぬままに敗れてしまう。
特に印象的だったのは、サクラバロックで痛めた鈴木の左腕辺りを蹴りで攻撃していたシーン。
蹴り自体に凄みが無く、鈴木の試合に対する覚悟を想像すると何とも寂しい気持ちにさえなってしまった。

流れから、この一戦を以て桜庭は新日本からフェードアウトして行くものと当ブログでは予想しているのだが、なればこそ、覚悟を決めそれをコスチューム並びにそのシェイプされた身体で表現した鈴木の試合に対する気持ち=桜庭への最大限の敬意を思うと、桜庭にはもっと何かやるべき事があったのではないか、と思わずに居られない。

対する鈴木みのるだが、現在はメジャー3団体において何れのタイトルにも絡んでいない。
しかしながら、何時でも(例えば明日からでも)それら各タイトルのトップコンデターに名乗りをあげられるだけのコンディション、試合裁き、並びに、そこに至るまでのプロセスメイクとプロレスラーとして必要な全ての条件を持ち合わせていると言っても良い。
この姿勢こそが「プロフェッショナル」そのものであり、我々一般人にとっても見習うべき己の仕事に対する姿勢なのではないだろうか?

さて、その東京ドーム大会の結果を受けた後の新日本だが、昨年同様、翌5日に後楽園で大会が開かれた。
(前日の激闘を思えば出場した全選手に休んで欲しいところだが。)
http://www.njpw.co.jp/match/detail_result.php?e=920

その中で、まずは永田さんが中邑の保持するインターコンチへ挑戦への名乗りをあげた!
正に満を持して、と言う感じでの挑戦だが2月14日仙台での対戦が選手権試合として決定した模様だ。
また同日にはドームの再戦、真壁vs石井が両者立場を替えてのNEVER選手権リマッチとして行われる。

更にはこの日(=5日後楽園)のメインで敗れた棚橋が3カウントを献上した相手、AJスタイルズとのIWGPヘビー級王座戦を2.11大阪府立で行うことも決定。
また同日にこれもドームの再戦、柴田&後藤組が前王者チームアンダーソン&ギャローズ組とIWGPタッグ選手権試合で、またIWGP Jr選手権試合としてケニーvs田口、とリマッチが組まれた模様だ。

これらビッグマッチの主要カードが早くも発表された訳だが、ひとつ違和感が残る。
そう、ドームで棚橋に敗れたオカダ・カズチカの名前が両大会のカードにないのだ。

ここまで順風満帆を絵に描いた様な流れを見せてきたオカダ。
しかしドームで棚橋に敗れると、花道で人目をはばからずに号泣。

これまでのオカダは、どこかクールな、悪く言えば「スカした」感じがしないでも無かった。
外道と言う、最高のマネージャーのサポートを受け、良くも悪くも試合のみに集中していれば良かった感もある。

しかし、今回敗れた後に見せた涙はオカダが初めて観衆の前で現した「強い感情」なのだと言う気がしてならない。
そしてドームの翌日の後楽園ではファレにピンフォールを献上すると言う失態をも見せたオカダ。

古来より、特に新日本ファンと言うのはいわゆる「作られたエース(候補)」と言うのを毛嫌いしてきた歴史がある。
武藤、馳、などがその分かりやすい例だろう。
この両者を持ってしても、その「偏見」を打破するには相当な時間が掛かったものだ。

片やオカダ。
外道と言う天才的なプロデユース能力に依り、ここまで奇跡的な歩みを見せて来た。
が、やはり、レスラーと言うものは敗北の中から立ち上がる姿をファンと共有して行く事も非常に大事なプロセス。
それがあって、真のトップレスラーと成り得るのだ。
逆に言えば、今のオカダに欠けている点はそこなのだろう。

個人的には、オカダが叩きのめされるところを観てみたい。
例えばNOAHの杉浦と相対した2011年1月4日東京ドーム大会。
未だレインメーカーに変身する前のオカダは後藤と組んで高山&杉浦と対戦した。
http://www.njpw.co.jp/match/detail_result_game.php?e=132&c=905

この試合で、オカダ(当時は岡田)は杉浦のグランドテクニックに翻弄された印象がある。
それ以来、両者はリングで肌を合わせていないと記憶するが、今のオカダと杉浦の対戦は是非観てみたい。

また色々と物議を醸しだした、2012年7月1日両国国技館での全日本との合同興業で組まれた諏訪間&近藤組との一戦(オカダのパートナーは中邑)。

この試合での諏訪魔のオカダへの「仕掛け」が、中邑をして「時代遅れ」との酷評を生んだのだが、仕掛けられたオカダは徹底的にスカす事により「レインメーカー」としての商品価値を落とさないクレバーな対処を見せたものだ。
しかし、ドームの試合後に号泣するなど強い感情の発露をオカダが見せ始めている今、諏訪魔との一戦を是非観てみたいのだ。

思えば、両者ともレスリング出身の猛者である杉浦と諏訪魔。
この両者とぶつかり、今のオカダに欠けている「ピース」を手に入れて欲しいのだ。

当ブログでは、2015年の新日本プロレスの大きなテーマは「オカダの成長物語」と予想したい。
そしてそのゴールは、棚橋が(恐らくは)絶対的なIWGP王者として待ち受ける2016年1月4日東京ドームのリングである!




Studio Smoky体育部/スタジオスモーキー体育部
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ラベル:1.4東京ドーム
posted by Carlos@Studio Smoky at 18:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 新日本プロレス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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